双方向通信プリントサーバー2 [PCパーツ]
プリントサーバーLogitec LAN=MFPS/U2が手に入りましたのでその使用レポートをお知らせします。
システム構成は、LINUX(ubuntu)x1台,WindowsXP(32bit)x5台を下記の様にLAN-MFPSに繋いで使用してみました。
インストール
LANのIPアドレスをルータのDHCP機能を使わないで静的に割り当てていたため、MFPサーバーユーティリティをインストールする際に、設定用PCのIPアドレスをプリントサーバーの初期設定IPアドレスの192.168.1.xxxに変更しなければなりませんでした。(DHCP利用の場合は※1参照)
セットアップガイドにかかれている192.168.1.10に設定用PCのIPアドレスを変更した後、MFPサーバーユーティリテイ「リモートバーチャルUSB」をインストール、途中何回かWindowsからの警告が出ますが無視して「続行」をクリックするとインストールが完了します。
次に、スタートメニューから「すべてのプログラム」→「Logitec」→「リモートバーチャルUSB」を選択し、MFPサーバーを起動、「管理」→「セットアップ」→「TCP/IP」とメニューをたどり、サーバーのアドレスを自分のネットワーク内の適当なIPアドレスに変更し、「保存して再起動」をクリックします。最後に設定用PCのIPアドレスを元に戻します。これで自分のローカルネットワーク内でサーバーを認識することができるようになりました。
MFPSサーバーの設定
MFPサーバーを介してプリンターを接続するためには、「リモートバーチャルUSB」を起動した後、USBケーブルをサーバーとプリンターを接続、プリンターの電源を入れます。サーバーユーティリティ画面のサーバー名(MFPSxxx)の横の「+」をクリックするとプリンター名が表示されるので選択して、「接続」をクリックします。これで自動的にプリンターが認識され、印刷ができるようになりました。
このままだとシステムを立ち上げる度にMFPサーバーにプリンターを認識させる動作をしなければならないので、接続したプリンターのアイコンを右クリックし、「お気に入りリストに追加」を選択、確認ダイアログが表示されるので, 「OK」 をクリックした後、 もう一度プリンターのアイコンを右クリックして「お気に入りリスト」を選択し,表示された画面で「お気に入りの自動接続」と「Auto-launchユーティリティ」にチェック(√)を付けます。これでWindows起動時に自動的にネットワークプリンターから印刷できる状態になります。
使用雑感
今回使用したMFPサーバーは、プリントサーバーというよりは、仮想のUSBポートをネットワークを介して共有するようなイメージになります。プリンターのポート設定をみてもUSBバーチャルポートとして設定されていました。このため、WindowsPCはMFPサーバーユーティリティ「リモートバーチャルUSB」を使用して簡単にMFPサーバーを認識させることができますが、同ユーティリティがLINUXに対応していないため、LINUX PCに同サーバーを認識させることができませんでした。と言うよりやり方が分かりません。LINUX(ubuntu)から印刷する所用があまりないのでとりあえずこのままで運用していこうかと思っています。たぶんやり方はあると思うので、次の課題です。
プリントサーバーをLAN-MFPS/U2に変更したおかげで、各Windows1PCとHPのB110aの間の双方向通信が可能となり、プリント、インク残量の確認、スキャナー、メディアカードを利用できる様になりました.半面、これまでLINUX PCで利用できていたプリント、スキャナーが使えなくなってしまいました。
※1 マニュアルには「DHCPサーバを使用しているネットワークで本製品を使用する場合でも、本製品には固定IPアドレスを割り当てることを推奨します。」と記述されており、その例として「DHCPサーバによる割り当て範囲が「192.168.1.100~192.168.1.199」 の場合は,本製品のIPアドレスを次の範囲に設定します。(192.168.1.100未満または192.168.1.200以降)」 とかかれています。また、出荷時のMFPサーバーのIPアドレスは、192.168.1.200に設定されています。
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